「NISAの余った枠、12月31日までに買えばいいでしょ?」は大間違いです。45歳部長が陥った「受渡日(うけわたしび)」の罠。S&P500などの投資信託は、クリスマスの注文では間に合わない!? 年内最終リミットを解説。
📝 はじめに

「ふぅ、今年もあと1週間か。おっと、NISAの成長投資枠が10万円分余ってるな。ボーナスも出たし、大晦日にこたつに入りながら『S&P500』でもポチるか」

「……あなた、本気で言ってる? 12月31日に注文しても、それは『来年の枠』になるって知らないの?」

「ぶふっ!? な、なんだってー!!」
今日は12月22日。もうすぐクリスマスです。
もしあなたが「年内にNISA枠を使い切りたい」と思っているなら、今すぐ(明日中に)動かないと手遅れになるかもしれません。
今回は、投資初心者が必ずハマる「受渡日(うけわたしび)」の罠について解説します。
「買った日」と「自分のものになる日」は違う
Amazonで買い物をしたら、注文した日ではなく「荷物が届いた日」に手に入りますよね。投資も同じです。
NISAの非課税枠(年間240万円など)が消費されるのは、「注文した日(約定日)」ではなく、「代金の精算が終わって自分のものになった日(受渡日)」が基準になります。
そして、この「受渡日」が年内(12月30日まで)に完了していないと、今年のNISA枠としてはカウントされません。
恐怖! S&P500(投資信託)のタイムラグ
特に注意が必要なのが、みんな大好き「S&P500」や「オール・カントリー(オルカン)」などの海外投資信託です。
これらは注文してから受渡までに、長い時間がかかります。
- 国内株式: 注文の2営業日後に受渡
- 米国株投信: 注文の翌営業日に約定 → さらに3〜4営業日後に受渡
📅 2025年年末のシミュレーション(例)
もしあなたが、明日(12月23日)注文しなかった場合、どうなるか見てみましょう。
※ファンドや証券会社により異なりますが、一般的な米国株投信の場合です。
| 注文日 | 約定日(値段が決まる日) | 受渡日(枠消化日) | 判定 |
|---|---|---|---|
| 12/23(火) | 12/24(水) | 12/30(火) | ギリギリ年内!⭕️ |
| 12/24(水) | 12/25(※米国休場)→26 | 1/5(月)以降 | 来年扱い…❌ |

「えっ…!? 12月25日はクリスマスで米国市場が休みだから、さらに遅れるのか!? じゃあ今日がラストチャンスじゃないか!」
そうなんです。
「12月30日が今年の最終取引日だから、そこまで大丈夫」というのは、国内株だけの話です。
投資信託、特に海外資産を含むものは、クリスマス休暇の影響もあり、12月23日〜24日あたりが「実質の締切」になることが多いのです。
「来年扱い」になると何がヤバい?
「まあ、来年の枠を使えばいいや」と思いましたか?
いえ、資産形成においてこれは大きな損失です。
- 今年の枠(非課税権利)が消滅する:
NISAの年間投資枠は翌年に持ち越せません。今年使わなかった10万円分の非課税枠は、永遠に消えます。
- 来年の枠を無駄に消費する:
来年早々に10万円枠を使ってしまうため、来年の積立計画が少し狂います。
結論:迷っている暇はない

「やばい! 急げ! 今すぐ発注だ!」

「ちなみに、15時を過ぎると『翌日扱い』の注文になるファンドも多いわよ。時計見てる?」

「ひいいい!!」
読者の皆様、もしNISA枠が余っていて「使い切りたい」と考えているなら、今すぐ証券会社のマイページを確認してください。
そして、ファンドごとの「受渡日スケジュール」を必ずチェックしてください。
間に合わなかった場合は?
諦めて来年から頑張るか、「国内株式(個別株)」ならまだ間に合う可能性があります(26日〜27日頃まで)。
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