こんにちは、あなぶです。 これまで「資産形成」の失敗談や、「副業」への第一歩について、僕の「奮闘」を記録してきました。
お金(資産)の問題。 仕事(副業)の問題。 これらは、正直、「自分」が覚悟を決めて行動すれば、なんとかなるかもしれません。
でも、僕のような40代既婚サラリーマンには、それらよりも遥かに高く、分厚く、そして「重い」壁があります。
それは、 「家族(妻)の同意」 いわゆる「家族ブロック」です。
「はじめまして」の記事でも告白しましたが、僕の「50歳で地方移住」という計画に、妻はいまも大反対しています。
今日は、なぜ妻が反対するのか、そして僕たちの「家族会議」がどんなに悲惨なものか、その「リアル」を全てお話しします。
議論にすら、ならない。「家族会議」の現実
僕も、この計画を成功させるには妻の理解が不可欠だとわかっています。 だから、ごくたまにですが、移住の話を切り出します。
しかし、その話題が出た瞬間に、妻の機嫌は急降下します。 とても「議論」や「会議」と呼べる雰囲気にはなりません。
彼女は、なぜ嫌なのかを一方的に話し、僕の言い分をシャットアウトします。 そして、最後にこう言い放つのです。
「それって、結局あなたの『わがまま』でしょ?」
…返す言葉もありません。 僕が「親孝行のため」や「自分の人生」と言えば言うほど、それは「家族を巻き込む、お前のわがまま」という一言で、全て斬り捨てられます。
妻が「大反対」する、至極まっとうな3つの理由
なぜ、妻はここまで強く反対するのか。 彼女の言い分は、実は「わがまま」とは程遠い、極めて「まっとう」な理由ばかりです。
理由1:東京(都会)の利便性を捨てられない
妻は東京出身。便利な世界で生きてきました。 「地方は不便だ」 「歳をとってから、病院が遠いのは致命的だ」 と。 …その通りです。しかも、彼女は車の免許こそ持っていますが、完全なペーパードライバー。僕が倒れたら、生活が成り立たないリスクを彼女は正しく見抜いています。
理由2:子供の「今」を奪うな
子供たち(小学生男子2人)は、今の学校で友達ができ、楽しくやっています。 それを、「親の都合(しかも、仕事の転勤ではない)」で、見知らぬ土地に引っ越させる。 これも、親として「わがまま」だと言われてしまえば、返す言葉がありません。
理由3:【最重要】妻自身の「キャリア」
妻も共働きです。 彼女は転職を3回繰り返し、苦労して、今やっと「課長」という立場を手に入れました。 その給与と立場、そしてキャリアを、なぜ「あなたの夢」のために全て捨てて、見知らぬ土地に行かなければならないのか。
…当然の怒りです。 僕の夢のために、妻の「人生」を犠牲にしろと言っているのと同じなのですから。
僕の「最大の弱点」
「なら、お前が論理(ロジック)で説得すればいいだろう」 「金銭的なメリットを提示すればいいだろう」
…そう思われるかもしれません。 それができないのが、僕の「最大の弱点」です。
正直に告白します。 僕には、妻の「まっとうな反論」をひっくり返せるだけの、ロジカルな説得材料が何一つありません。
「地方に行っても、何不自由なく暮らせる(むしろ豊かになる)」 と、胸を張って言えるだけの資産(金融資産)も、まだ、ない。
だから、僕は「わがまま」だと言われた瞬間、黙るしかないのです。
僕の「本音」と「覚悟」
この記事を読んで、「そんな状態で移住なんて、無責任だ」「奥さんが可哀想だ」と思われるかもしれません。 そのご意見は、ごもっともです。
ただ、僕も、この計画を「夢」で終わらせるつもりはありません。 現在、僕たち夫婦の仲は、正直に言って冷え切っています。
僕は「家族の形」を修復するためではなく、「自分自身の人生」と「親への恩返し」のために、この道を選びました。 だから、5年後の50歳。 もし、それでも妻の説得ができなかったとしても…
「離婚してでも、やる」
という、僕自身の「わがまま」な覚悟は、今も変わっていません。
【みなさまへ】
資産形成、副業、そして、この「家族ブロック」。 40代のサラリーマンがサイドFIREを目指す上で、一番重く、生々しい問題がこれだと思います。
もし、あなたも「家族の壁」にぶつかっていたり、あるいは「どうやって乗り越えたか」という経験をお持ちでしたら、ぜひコメントで教えてください。
あなぶ



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