こんにちは、あなぶです。 このブログで、僕は「ワンルーム投資」や「外貨建て保険」という、過去の大きな失敗を告白してきました。
そして、それらの失敗を経て、「インデックス投資」と「高配当株」という堅実な「資産形成」の道にたどり着いた、という「V字回復」の物語をお話ししました。
…しかし。 今日は、僕の「もう一つの顔」について、全てを懺悔(ざんげ)しなければなりません。
僕は、あの失敗から「何も学習していない」ダメな部分を、今も抱え続けています。 これは、「資産形成」とは全く別次元の、「投機(ギャンブル)」の話です。
僕が500万円を溶かした「2つの欲望」
僕がFXや先物(CFD)に手を出した動機は、不純でした。
1. FX = 「スワップで不労収入を得たい」 当時、「トルコリラ/円」は、持っているだけで高金利(スワップポイント)が毎日もらえる「夢のような通貨」と言われていました。 僕は「これで働かずにチャリンチャリンだ」と夢見て、ハイレバレッジで手を出しました。
2. 先物・CFD = 「早く資産を増やして遊びたい」 ワンルーム投資と同じです。「コツコツ積み立てる」なんて待てない。「一発当てたい」という欲望でした。
待っていた「地獄」の典型パターン
もちろん、そんな甘い話はありません。 僕を待っていたのは、教科書通りの「負けパターン」でした。
- FX(トルコリラ)の結末: ご存知、「トルコショック」です。通貨価値が大暴落。 ハイレバレッジ(高いレバレッジ)をかけていた僕の口座は、あっという間に耐えきれなくなり、「強制ロスカット」。 一瞬で、数百万円が消えました。
- 先物・CFDの結末: こちらは典型的な「コツコツドカン」です。 小さな勝ち(数万円)を積み重ねては、「よし、俺は天才だ!」と思う。 そして、調子に乗ってロット(取引量)を上げた一度の取引で、それまでの利益と元本をすべて吹き飛ばす。
そうして僕は、合計で約500万円を市場で溶かしました。
【最大の告白】僕は、今も「学習せず」続けています
「500万も損したら、さすがに懲りて辞めたんでしょ?」 「リベ大で学んで、足を洗ったんでしょ?」
…そう思われるかもしれません。 本当に、情けない話なのですが…
僕は、今もFXとCFDを辞められていません。
「これは投資じゃない、ギャンブルだ」と頭ではわかっているんです。 「インデックス投資こそが正義だ」と、このブログで語っている僕が、です。
「辞めたい」 「辞めなきゃいけない」
そう思ってはいるのですが、止められていないのが、僕の「本音」です。 そして、今どうなっているか。 もちろん、うまくいくはずがありません。
- 今のFX: 「ここまで円安なら、もう円高になるしかない」と安易に「売り(ショート)」で入りました。 結果は、ご存知の通りの「想像以上の円安」。 怖くなって途中で「両建て」(※実質的な損切り先延ばし)にし、現在、約250万円の「含み損」を抱えています。 (※年間収支はトントンになるように損出ししつつも、です。今年の利益は90万ほど出ていますが、この含み損の前では…)
- 今のCFD/先物: 「インデックス投資のヘッジ(保険)として売ろう」と、これまた知ったかぶりな取引をしました。 結果は、昨年・今年(2024-2025年)の歴史的な「株高」。 ヘッジどころか、見事に焼かれました。
なぜ、この「最大の恥」を告白するのか
なぜ、ブログの信頼を失うかもしれない、この「最大の恥」を告白するのか。
それは、これこそが「40代サラリーマンのリアル」だと思ったからです。 「インデックス投資が正解」と頭でわかっていても、心のどこかで「一発逆転」を夢見てしまう。 その「欲望」と「弱さ」を、僕は今も抱えています。
このブログの「資産形成」の記事(NISAや高配当株)は、僕の「理性の部分」です。 そして、この記事は、僕の「欲望と弱さ(ギャンブル)の部分」です。
僕は、この「ギャンブル」の部分を、読者の皆さんに「絶対に真似してほしくない」と心から思っています。 僕の「堅実な部分」だけを参考にして、僕の「ダメな部分」を反面教師にしてください。
僕は「聖人君子」ではありません。 あなたと同じ、欲望と日々戦い、そして(FXや先物では)いまだに合理的な判断ができずに「もがいている」、ただの40代サラリーマンです。
- 【見ていただいている皆様へ】
こんなダメな僕ですが、だからこそ、仲間が欲しいです。 「俺もトルコリラで死んだ」 「コツコツドカン、今やらかした」 「その含み損、ヤバすぎでしょ(笑)」
そんな「失敗談」や「今のもがき」も、もしよければコメントで共有してください。 一緒に、この「欲望」という名の怪物と戦っていきましょう。
あなぶ



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