【#27】その資料じゃ一生「年収」は上がらない。現役審査員(部長)が明かす、昇格試験で「落とされる」人の共通点。

👔 40代の生存戦略
あなぶ
あなぶ

みなさん、こんにちは。 50億円の予算を背負う部長でありながら、社内資格「セールスプロフェッショナル」の現役ホルダー兼・審査員も務める、あなぶです。

部下(田中)
部下(田中)

部長! いよいよ来週、僕の「セールススペシャリスト」昇格試験です! 事前審査用の「お客様ビジネスプラン」、気合を入れて書いてきました! 渾身の30ページです!

あなぶ
あなぶ

(パラッ…) 田中くん。……なんだこの「業務日誌」は? お客様の会社概要と、起きた出来事が書いてあるだけじゃないか。 これでは、君が何をしたのか全く見えない。不合格だ。

部下(田中)
部下(田中)

ええっ! チームで頑張ったことを全部書いたのに…!

あなぶ嫁(CEO)
あなぶ嫁(CEO)

あなたの「昨日の飲み会の報告」も、「部下に誘われて断れず…」っていう状況説明ばかりで、自分が飲みたかったことは隠すわよね。

あなぶ
あなぶ

(ぐっ…それは処世術というスキルです…) 今日は、多くの日本人が苦手とする「自分アピール」の壁と、審査員である私がどこを見ているかをお話しします。


審査員が見たいのは「業務報告」ではない

あなぶ
あなぶ

私が審査の講評で、毎回口を酸っぱくして言っていることがあります。 「審査員が見たいのは、業務報告(Report)ではありません」 と。

部下(田中)
部下(田中)

えっ? でも、プロジェクトが成功した事実を伝えるのが大事なんじゃ…?

あなぶ
あなぶ

違うんだ。プロジェクトが成功したのは「結果」に過ぎない。 我々が見たいのは、「君がスペシャリストとして、どのような『スキル』を発揮して、その成果を手繰り寄せたのか?」 という一点だ。

文章で書くと当たり前のように聞こえますが、当社でもこれができない人が多いのが現実です。

例えば、「売上1億円達成しました」はただの報告。 プロフェッショナルなら、 「競合に価格で負けていたが、私の『課題抽出スキル』でXXXといったアプローチを行うことで顧客の真の(隠れた)ニーズを発見し、提案内容を変えて逆転した」 と書かなければならない。主語は常に「私(I)」であるべきなんだ。

日本人は「アピール」が下手すぎる

あなぶ
あなぶ

偉そうに言っていますが、実は私も、プロフェッショナル認定を受ける時は本当に苦労しました。 なにせ我々日本人は、幼い頃から「謙虚であれ」「手柄はチームのもの」と教わっていますからね。

部下(田中)
部下(田中)

そうなんです! 「私がやりました!」なんて書くのは、なんだか厚かましい気がして…。

あなぶ
あなぶ

その気持ちは痛いほど分かる。私も資料作成時、何度もペンが止まった。 だが、昇格試験は「謙虚さ」を競う場ではない。「実力」を証明する場だ。 ここで遠慮して「チーム一丸となって…」なんて書いていたら、一生プロフェッショナルにはなれないぞ。


実例:その「願望(未来形)」を「実績(過去形)」に変えろ

あなぶ
あなぶ

では、実際に私が審査で直面する「不合格になる記述」と、それを「合格ライン」に引き上げた修正案を見てみよう。 テーマは、営業なら誰もが書く「リレーション(関係)構築」だ。

❌ 不合格(ヒラ社員の思考)

「営業としてリレーション強化に取り組み、会えるお客様を3名増やしました。 今後は、XX部署やYY部署とのリレーションも築いていきたいです。」

【審査員(私)の目】 減点対象は「未来形(〜したい)」だ。 プロフェッショナル試験は、君の「夢」を聞く場ではない。「実績」を証明する場だ。 「3名増やしました」も、ただ名刺交換しただけなのか、どうやって増やしたのか?、決裁権者なのかが分からない。これでは点数のつけようがない。

⬇️ これを「プロの記述」に変換する ⬇️

⭕️ 合格(プロフェッショナルの思考)

「私の強みであるリレーションスキル』、『ビジネス戦略スキル』を活かし、前任者からの引継ぎ時より担当領域拡大の戦略を立案、実行し、ビジネス拡大に寄与しました。

具体的な内容として、ビジネス拡大にはシステム部門役員との関係が必須であると分析。 そこで、既に当社と関係の深いAA部長に協力を仰ぎ、紹介いただくスキームを私が構築しました。AA部長もサラリーマンです。システム担当役員を紹介いただくことでAA部長の評価も上がるよう(パーソナルWin)につながる情報を提供することでご納得頂きました。
もちろん、役員への初回面談の際は、相手の課題に対する『仮説』を立て、それに合致した情報提供を行うことで信頼を獲得し、リレーションを確立しました。」

【審査員(私)の目】 合格だ。 「誰に会ったか」という結果だけでなく、「なぜその人に会う必要があったか(戦略)」と「どうやって信頼を得たか(仮説提案)」という再現性のあるスキルが書かれている。 これなら、別の顧客を担当しても同じ成果が出せると判断できる。


AIに「謙虚な文章」を「プロの文章」に変換させる

あなぶ
あなぶ

とはいえ、いきなりここまで書くのは難しいだろう。 そこでまた、私の右腕「Gemini(AI)」の出番だ。 君の「謙虚すぎる業務報告」をAIに投げ込んで、こう指示してみろ。

プロンプト: 「以下の『業務報告』を、社内昇格試験用の『アピール文章』に書き換えてください。

  1. 主語を『チーム』から『私』に変えること。
  2. 単に何をしたかではなく、『どのような専門スキル(分析・仮説構築など)』を発揮したかに焦点を当てること。
  3. 未来形の願望ではなく、完了形の実績として書くこと
  4. 記載のないことに関しては、必ず、こちらへ聞き返すこと
あなぶ
あなぶ

するとAIは、君の自信なさげな文章を、先ほどの合格例のような「論理的で自信に満ちた文章」に変換してくれる。

部下(田中)
部下(田中)

すごい! 書いてある事実は同じなのに、これなら「僕が戦略的に動いた」ように見えます!

あなぶ
あなぶ

それが「見せ方」であり、プロの伝え方だ。 嘘をつく必要はないが、自分の貢献を正しく言語化するのは重要なスキルだよ。

まとめ:プロフェッショナルとは「主語」を持つこと

あなぶ
あなぶ

審査員席に座っていると、70点の壁を超えられない人は皆、資料の「主語」が曖昧です。 「会社が」「チームが」「製品が」…違う、君は何をしたんだ?

部下(田中)
部下(田中)

わかりました! 遠慮は捨てます! 「僕が」「僕のスキルで」「僕のおかげで」売れたんだと書き直してきます!

あなぶ
あなぶ

…まあ、やりすぎるとただの「嫌な奴」だが、試験ではそれくらいでちょうどいい。

あなぶ嫁(CEO)
あなぶ嫁(CEO)

あなぶも、私への家事報告で「ゴミ出ししました(ドヤ)」って言うけど、あれはアピールしすぎよ。 ついでに「新しいゴミ袋のセッティング」までやるのが、真のプロフェッショナル(夫)じゃない?

あなぶ
あなぶ

…..家事のプロへの道は、社内試験より険しいです。


あなぶ
あなぶ

なお、今回紹介した「謙虚な報告をアピール文に変えるプロンプト」や、「審査員が好む資料構成」については、前回のNote(プロンプト集)に追記しておきました。 今年こそ昇格して年収を上げたい人は、私の虎の巻(カンニングペーパー)を使ってください。

【コピペOK】50億円部長の「AI評価術」完全版。採用面接の嘘検知から、昇格試験に受かる資料作成まで。

👇NoteのURLはこちら
https://note.com/good_gnu197/n/n7a3e1c42c0bf

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