【#18】送料730円!?メルカリ出品で判明した「時給43円」の真実。僕はボランティア活動をしているのか?

副業チャレンジ

こんにちは。50歳でサイドFIREを目指す、45歳サラリーマンのあなぶ(@anabu_fire)です。

前回(#17)、僕は3時間歩き回った末、ブックオフで『下町ロケット』4冊セットを880円で仕入れました。 「佃製作所の魂を売るんだ!」 高揚感と共に帰宅した僕は、さっそく「メルカリ」での出品作業に取り掛かりました。

「1,500円以上で売れている履歴は確認済みだ。手数料10%を引いても、数百円の利益は出るだろう」

そう、この時までの僕は、完全に「楽観」していました。 45歳、副業初心者の僕を待ち受けていた、「送料」という名の巨大な壁に気づくまでは……。

帰宅後、意気揚々と出品作業へ

まずは商品の撮影です。 妻に白い目で見られないよう、自分の部屋(の隅)で、床に『下町ロケット』4冊を並べます。

「うん、悪くない。ちゃんと全巻セットだとわかる」 タイトルと商品説明も「池井戸潤の下町ロケットシリーズ、全4巻セット。一読にいかがでしょうか。」と、誠実さを込めて入力します。

そして、運命の「価格設定」と「配送方法」の欄です。 相場を見て、僕は「1,980円」という少し強気な価格を設定しました。

この時点での計算: 売値1,980円 − 手数料198円 = 手取り1,782円。 仕入れが880円なので、利益は902円。 「おお! 時給300円くらいにはなったか!?」

そう思ったのも束の間、僕は「配送料の負担:送料込み(出品者負担)」の横にある「配送の方法」を選択して、凍りつきました。
※上記画像の一番上の部分です・・・

「ネコポス」に入らない…!

僕の勝手なイメージでは、メルカリ便は「全国一律210円(ネコポス)」くらいで送れるものだと思っていました。 しかし、『下町ロケット』の文庫本4冊を重ねて、厚さを測ってみます。

……余裕で3cmを超えています。おそらく10cmはあります。

  • 「ネコポス(厚さ3cmまで)」→ 無理
  • 「ゆうパケットポスト(厚さ4cm目安)」→ 無理

入らない。 ポストにも、専用BOXにも、入らない。 となると、残された選択肢は「宅急便コンパクト」「60サイズ宅急便」しかありません。

慌てて送料を調べました。

  • 宅急便コンパクト(専用箱70円+送料450円)= 520円
  • ゆうゆうメルカリ便(60サイズ)= 730円(!!)

「な、730円!?」 「下町ロケット」4冊の重みで、コンパクトの箱が膨らんで閉まらないリスクを考えると、「60サイズ」が現実的です。 送料だけで、730円。

時給43円。僕は『下町ロケット』で何を学んだか

ここで、もう一度、冷や汗をかきながら収支計算をやり直しました。

  • 売値:1,980円
  • 手数料(10%):-198円
  • 送料(ゆうゆうメルカリ便):-730円
  • 仕入れ値:-880円
  • 【純利益】:172円

172円……。 うまい棒が約17本買えますが、ジュース1本買ったらほぼ消えます。

この172円のために、僕は「3時間」も歩き回ったのか?
(※3時間=180分。172円 ÷ 180分 = 1分あたり0.95円)
(※時給換算:172円 ÷ 4時間(作業時間1h追加)= 時給43円!

「僕はボランティア活動をしているのか?」

これが、副業の「現実」でした。 『下町ロケット』の佃製作所が直面した技術の壁や特許訴訟に比べれば、僕の悩みは「送料730円」という小さなものかもしれません。

でも、この「利益計算(コスト意識)」の甘さこそが、ビジネスで一番やってはいけない失敗だと、池井戸潤の小説が教えてくれている気がしました。 「技術(目利き)があっても、コスト管理ができなければ会社は潰れる」と。

まとめ:強気の「1,980円」で出品しました(売れる気はしない)

とはいえ、もう仕入れてしまったので売るしかありません。 僕はヤケクソで、送料730円、手数料198円を引いても、ギリギリ172円の利益が出る価格「1,980円」で出品ボタンを押しました。

正直、この価格(定価より高いかもしれないセット)が売れる気はしていません。 値下げ交渉が来て、結局「利益100円」で売るか、売れ残って「マイナス880円」になるかのチキンレースが始まりました。

45歳、副業の洗礼。 「送料」という悪魔に、僕は勝てるのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました