【#17】ブックオフの「110円」は枯れていた。インフレの波と戦いながら「下町ロケット」を仕入れた45歳の初陣

あなぶの奮闘記

こんにちは。50歳でサイドFIREを目指す、45歳サラリーマンのあなぶ(@anabu_fire)です。

前回(#16)、ジモティーで不用品を売り、「3,700円」という血の通った軍資金を作りました。 今回は、そのお金を握りしめ、ついに「仕入れ(投資)」の実践に向かいました。

決戦の地は、中古本の聖地「ブックオフ」です。

「初心者は110円コーナー(単C棚)を狙え」 これがせどりの定石です。 僕もそのつもりで、ウォーキングを兼ねて片道1時間半、往復3時間をかけて近隣の2店舗をハシゴしてきました。

しかし、そこで待っていたのは、僕の想定を覆す「中古市場の異変」でした。

110円コーナーは「墓場」だった

店舗に入り、真っ先に「110円〜220円」の棚に向かいました。 しかし、棚から数十冊をメルカリアプリでスキャンしても、手が止まります。

「……ない。」

棚にあるのは、ひと昔前に流行った古い実用書や、誰も知らないマイナーな漫画、そしてボロボロの文庫本だけ。 いわゆる「枯れている」状態です。

僕が以前(客として)来ていた頃は、もっと宝探し感があったはずです。 しかし、今は違います。 明らかに「売れ筋の商品」は、110円棚から消えていました。

ブックオフにも「インフレ」の波

詳しく店内を見て回ると、ある変化に気づきました。 これまで110円〜220円の棚にあったような「ちょっとキレイな本」や「人気作家の本」が、ことごとく「390円以下もしくは550円以下」の棚に移動していたのです。

  • 110円 → 220円へ
  • 220円 → 390円へ

デフレの象徴だったブックオフですら、価格設定を切り上げています。 これが世間で言う「インフレ」なのか、あるいはライバル(せどらー)が増えすぎて狩り尽くされた後なのか。

「220円で仕入れてメルカリで売る」 このビジネスモデルの難易度が、僕が思っていた以上に上がっていることを痛感しました。

運命の出会い。「下町ロケット」に880円を投資する

2店舗を回り、3時間歩き続け、足は棒のようでした。 「今日はボウズ(収穫なし)で帰るか…」

そう諦めかけた時、ある背表紙が目に飛び込んできました。

池井戸潤『下町ロケット』シリーズ。

  • 『下町ロケット』
  • 『ガウディ計画』
  • 『ゴースト』
  • 『ヤタガラス』

全4巻が揃っています。 価格は、1冊220円。4冊で880円。

スマホでメルカリの相場をチェックすると、セットで「1,500円以上」で売れている履歴がいくつもありました。

「これなら……いけるかもしれない」

何より、この『下町ロケット』という物語。 中小企業のオヤジたちが、夢とプライドをかけて、巨大な壁に挑む「奮闘記」です。 今の僕(45歳、サイドFIREへの無謀な挑戦)と重なり、妙に胸が熱くなりました。

「佃製作所の魂、俺が売ってやる!」

僕は震える手で、4冊の本をレジに持っていきました。 投資額:880円。 ジモティーで稼いだ3,700円の一部を、ついに「在庫」に変えました。

「消費者」から「商人」に変わった瞬間

店を出て、少し重たくなったリュックを背負いながら帰路につきました。

たった880円の買い物です。 でも、今まで「読むため」に買っていた本を、初めて「利益を出すため」に買いました。

この瞬間、僕はただの本好きのおじさんから、小さな小さな「商人」に変わりました。 この880円が、1,500円に変わるのか、それともゴミになるのか。 それは僕の「売り方」次第です。

あなたの街のブックオフはどうですか?

今回、僕は「110円棚の枯渇」を肌で感じました。 皆さんの近所のブックオフやリサイクルショップはどうですか?

  • 「まだ100円でお宝が見つかるよ!」
  • 「確かに最近、全体的に値段が上がった気がする」
  • 「そもそもブックオフが潰れてしまった…」

もしよろしければ、皆さんの街の「リアルな物価事情」や「せどり目撃情報」をコメントで教えてください。

次回は、この仕入れた『下町ロケット』を出品します。 しかし、帰宅後の僕を待っていたのは、「送料」という名の計算外の悪魔でした……。(続く)

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